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不安定な株価は何を意味しているのか

1月26日、日経平均で400円も安くなりました。とにかく新年となってから、日経市場はまさに「ずたぼろ」との表現がぴったりなほど、壊滅的な状態となってしまっています。
アベノミクスで株価が高まり始めたころ、「株価が高くても意味はない」と嘯いていた金融評論家もいましたが、この不安定な株価は、金融市場が我々に様々な事を教えてくれているのも事実です。
それらをいくつか見てみるとしましょう。

・外国人投資家の存在

実は日本の投資市場は、およそ7割が外国人投資家とも言われています。外国人が投資をしてはならないなどと決まりがある訳ではありませんが、これが何を意味しているのかといえば、とにかく「ドライ」という点です。
日本の投資家もドライではありますが、やはりそこには幾ばくかの情があったのも事実です。優しさとかではなく、大企業の株であれば「持っておいた方がいずれ…」といったような気持ちです。
ですが外国人投資家はその点とてもドライです。大企業であろうがなんであろうが、目指しているのは利益です。日本人であれば大企業の株を持っていればそれだけで満足したり、周囲に自慢出来たりといった気持ちになるものの、外国人投資家はそのような事は気にしません。
利益になりそうなら買い、駄目そうなら売る。それだけです。

・誰にも予測出来ない

株価に関しては連日NHKでもニュースで取り上げられます。そこで、大手の経済研究機関ですとか証券会社のそれなりの人が独自にあれこれお話します。
ですが、結局は予想に反した動きをするケースも珍しくありません。そのような場所に努めている人の予測でさえ外れるような動きをするのです。
つまり、株価の動きを予測出来る人などいないのです。この機に乗じていろいろな事を仕向けてくる人もいるかもしれませんが、株の動きをしたり顔で語る人は信用出来ないとも言えるでしょう。

・一喜一憂するものではない

日経平均のこのような動きは、結局は一喜一憂するものではないとも教えてくれたのではないでしょうか。冒頭で「アベノミクスで株価が高まっても庶民の生活に変化はない」と紛糾していたジャーナリストがいるとお話しました。
これは、つまりは株価が下がっても我々の生活にいきなり打撃を与えるようなものではないとも取れます。確かに、このままもっともっと株価が低くなればいろいろと影響は出てきます。
ですが、株価は下がれば反発して上がります。それの繰り返しで適正値を保つものであって、投資を行っている訳ではない人間が、一日一日の日経平均にヤキモキする必要はない。
このような事実も教えてくれているのかもしれません。

・暗躍する人間もいる

株価が定まらない。ここまでで語ったように、今すぐ我々の生活に打撃を与えるようなものではないのですが、一方ではそれを「ネタ」に仕事を行う人も増えてきます。
いわゆるコンサルタントです。コンサルタントは資格職ではなく、言うなれば自己申告です。もちろん健全・真っ当な素晴らしいコンサルタントもいますが、不安に付け込み、利益を得ようとするコンサルタントがいるのも事実です。
円安になった時に「財産が減っているという事」と不安を煽っていたコンサルタントの存在は記憶に新しいかと思いますが、日経平均の下落でそのようなコンサルタントが増えてくる可能性もあります。

・生活にすぐに支障が出るものではない

つまりはこれです。株価の動きは上場企業や投資家にとっては大切な問題かもしれません。ですが庶民にとってはそこまで大きなものではないのです。
何か月も下落が続くようであれば影響は出てくるでしょう。ですが上がって下がって下がって上がって下がってと繰り返している時には、特に影響はないのです。

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