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金利とは何かよく分からない人に5つの角度から説明してみる

1月13日、長期金利が0.19%と過去最低水準を亢進しました。どの報道機関でも大々的に報道していますが、そもそも金利とはどのような事を意味しているのか。
金利に関しては「利息」に関連しているものだという事は分かっていても、高いとどうなのか。低いと何を意味しているのかまで良く分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、金利が何を意味しているのか。今回のような低金利だと何が悪いのか。それらをいろいろとお話してみるとしましょう。

・金利とは利息の係数です

金利とは利息の際にかかる係数です。お金を預ける側としては、この額が高ければ高い程、利息が付きますので得します。つまり、低金利という事はお金を預けた所で利息が付かないですから、金融機関にお金を預けるメリットそのものがなくなってくるのです。
高金利の時もあれば、低金利の時もあります。この違いは一体どのような点から生まれるのか。

・金利の高さは、お金へのニーズ

金融機関の金利が高いという事は、それだけお金を貸してもらいたいと思っている人が多いからです。消費者がお金を金融機関に預ける。そのお金は、金融機関は企業等に融資します。消費者からはお金を借りますが、企業にはお金を貸す事になります。その際、当然利息がかかります。
消費者に支払う金利よりも高い金利でお金を貸せば、金融機関にとっては利益になります。これが金融機関のビジネスモデルであって、これらは特におかしい話ではありません。
企業としても設備投資等で融資が必要な時、手元にお金がないか足りないなと思ったら融資してもらわなければならないのですから。

・経済との関連性

では金利は何を意味しているのかと言えば、金利が高い。つまりは高金利の場合、金融機関側からすると消費者にお金を預けてもらいたいのです。なぜお金を預けてもらいたいのかと言えば、お金を貸して欲しい企業が多いからです。
貸してもらいたい企業が多い。つまりは貸して返してもらえばそれだけで利益になります。好景気の際には、設備投資等も活発になりますので、金融機関にお金を貸してもらい企業が増えるのです。
一方、景気が悪く、設備投資どころかむしろコストカットをと考えた時、企業はお金を貸してもらって何かするのではなく、そもそもお金のために人件費などを含めて削らなければなりません。
設備投資どころか、設備を売却しなければならないかもしれないのですから、お金を借りたいとは思わないのです。

・預金は負債でもある

金融機関にとって、借りてもらって、お金を返してもらう。これで利益が出るのですが、借り手がいないのであればお金を集める理由はありません。
むしろそのような時、預金にかかる金利はいわば「赤字」になってしまうかもしれません。金融機関にとって、預金には利息がかかりますので、借り手がいない時のそれは一般企業で言う「不良在庫」なのです。
借り手がいない、つまりは売れない物を集めても意味がありません。低金利という事は、金融機関からすると「借りたい人がいないから今はお金を集めなくとも良い」という意思表示でもあるのです。

・経済との関連性

金利が高くなる。これは、単純に借り手が増えているという事ですから、設備投資などで活発にお金が動いている、いわば景気が良いという事です。
ですが低金利という事は借り手がいない。つまり、設備投資とうを行っている企業が少ない。お金があまり動いていない事になりますので、景気があまり良くないのです。

つまり、金利を見れば経済の状況がある程度見えてくると言っても決して過言ではありませんので、ニュースで金利に関して報道されるのは、決して頓珍漢な報道というわけでもないのです。

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