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東芝の金融問題を繰り返さない5つの提言

12月24日の臨時閣議後、麻生太郎財務・金融相が金融庁が東芝の会計監査を担当していた新日本監査法人に行政処分を出した件について、「甚だ遺憾だ」とのコメントを述べました。
監査法人の監査、業務管理に不備があるのはおかしいだろといったニュアンスの事ですが、一企業の問題が大臣がコメントを出す事になるなど、東芝の不正会計問題は麻生太郎財務・金融相でさえ無視する事が出来ない事になっているのです。
では東芝だけではなく、このような問題を日本企業が二度と起こさないためにはどのような点に気を付けると良いのでしょうか。

・会計業務は正しく行う

強調するような事ではなく、至極当たり前の事なのですが、これが出来なかったがために東芝の問題はここまで大きな問題となってしまいました。
もしもですが、一番初めに会計業務を適正に行っていれば問題はここまで大きなものにはなっていなかったとも言われています。
もちろん、利益が想定外に少なかったからこそ、不正会計せざるを得なかったという事情もあるのですが、いずれにせよ一度の不正がここまで大きな問題にまで発展してしまったのです。
当然の事ですが、会計業務は正しく行う。これに尽きるでしょう。

・現実を受け入れる

なぜ東芝が不正経理を行ったのかと言えば、利益減少に対し、元社長たちが「それは困る」といった形で現在の経営陣に迫ったためにこのような問題となってしまったのです。
元社長たちからすれば、自分たちの時代には利益が出ていたのだから今も利益でなければおかしいと思ったのでしょう。
また、現経営陣も元社長たちの言葉に対して「NO」とは言えなかった部分もあるのでしょう。ですがそのおかげでこのような大問題にまで発展してしまったのです。
元社長たちの言い分の善し悪しではなく、その言い分に対してNOを突き付ける事が出来なかった現在の経営陣の責任は重いでしょう
赤字は赤字。そのように言っていればこのような問題には発展していなかったのですから。

・不正はバレる。このように考える

かつてであれば不正はいくらでも誤魔化す事が出来たのでしょう。インターネットなどない時代であれば、まさに「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではないですが、とりあえずその場をしのげば後からあれこれ言われるような事はそうそうありませんでした。
ですが今の時代は社員一人一人が自らで情報発信する事が出来ます。それこそ社員の密告、あるいは暴露という形で不正が晒された企業とてあるのです。
つまり、不正を完全に隠すのは簡単ではありません。その事にまず気付かなければならないでしょう。今回のように、どこからか必ず漏れるのですから。

・過去の栄光や名誉は利益にならない

東芝と言えば誰もがご存知の企業ですが、ではここ最近で何をしたのかと問われると、実は何も浮かんでこないという人も多いのではないでしょうか。
かつてはplaystation、携帯電話、家電などで一時代を築いた東芝ですが、近年では何をしたのかと言われると、すぐに浮かぶ事はないでしょう。
過去の栄光はとても素晴らしいものですが、過去の栄光が現在に利益をもたらしてくれるほど甘い時代ではなくなってきています。

・バブルや高度経済成長期ではない

これは比較的年配の人間に多いのですが、高度経済成長期やバブル期の事が未だに忘れられない人が多いのです。
その当時はいわばインフレのような状況でしたので、「作れば売れる」時代でした。国民が豊かになり始めている時代でしたので、次のステップのために家電を求めたものです。
ですが今の時代は高度経済成長期でもバブルでもありません。むしろデフレ状態です。脱却しつつあるとは言われていますが、経済の指標を見るとまだまだデフレです。

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