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中国と韓国の金融情勢が変化しつつある3つの理由

23日、欧米の大手金融機関が中国や韓国から規模縮小や撤退の動きを見せています。
アメリカのウォールストリート・ジャーナルでもアメリカシティグループが広東省の地方銀行の株式を売却すべく協議していると報道されているほど。
投資を引き揚げ、いわば「主戦場」を変えようとしています。かつては新興経済の主役ともてはやされ、世界の経済のリーダーとなる日も近いのではないかとされていた中国がなぜこのような形で失速する事になったのか。
金融市場の動きも併せてその理由を挙げてみるとしましょう。

■経済成長が終わった
経済成長は無限に起きるものではありません。どうしても限界があるのですが、中国の経済は成長が終わった。つまりは伸びしろがもうないと判断されつつあるのです。
経済成長期には様々なニーズが生まれますので物が売れます。これは、言い換えれば「それまで持っていなかったから」でもあります。
それまでは何も持っていなかった中国人ですが、経済が成長してお金を得たら、欲しい物を買おうと思います。
ですが欲しい物は消費しないものもあります。車、家電。これらは一度購入すれば数年程度は買い換える必要がありません。頻繁に消費する食料品とは訳が違うのです。
ニーズが一段落した、つまりは経済成長が終わったので、これからは以前のように物が売れる事もないと予測されているのです。

■中国に主導権を握らせたくない思惑もある
これは特にアメリカに強いのですが、アメリカは自分たちが世界のリーダーでありたいと考えていますので、日本のように従属するかのようなスタンスの国には優しくしてくれるものの、中国のように自分たちの牙城を崩そうとするかのような国には厳しく接するのです。
首脳会談の際、安倍首相にはまるで友達をもてなすかのように様々なサービスをしてくれたものの、習近平国家主席に対しては失礼とも言われかねない振舞いとなってしまったのもそのためです。
中国市場が鈍化している今、アメリカが中国に気を使う必要がなくなってきているとも言えます。

■TPPが形になってきた
日本でも話題のTPPですが、中国はTPPには加盟していません。
むしろアメリカの思惑としてはTPPで中国包囲網をとの思いもあります。当初は日本は加入しないのではないかと言われていたものの、日本も参加。
これによってアメリカとしても「対中国包囲網」を完成させる事が出来ましたので、経済成長が鈍化しつつある中国に対して気を使う必要がなくなってきたのでしょう。

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