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利率が低い今でも学資保険には入るべきなのか?

子どもが生まれたら、早速学資保険に入らなくちゃ、と考える人もいるでしょう。
また、自分ではそんなつもりはなかったけれど、両親や義父母から勧められたという場合もあります。
確かに、三十年前や四十年前であれば、学資保険も魅力ある商品がたくさんありました。
ところが、今の低金利時代、貯蓄性保険のメリットはどんどん少なくなってきています。
それでも学資保険には入るべきなのでしょうか。
一体その魅力はどこにあるのか、改めて考えてみましょう。

■学資保険とは結局なんなのか
学資保険とは、子どもの学資のための保険であり、多くの場合、子どもが18歳になった時に数百万円程度のまとまったお金を受け取れるというものです。
受け取る金額は加入時に決められていて、それに向けて月々積み立てをしていきます。

■返戻率
学資保険には、必ず「返戻率」というものが記されています。
これが高ければ高いほど、積み立てた合計額に対してたくさんのお金が返ってくるということです。
ただし、返戻率が110%と書いてあっても、いわゆる預金の年利10%ということではありませんので注意が必要です。

■預金と学資
返戻率が良いとされているフコク生命のみらいのつばさを例にとって考えてみましょう。
大学入学時(18歳)と就職時(22歳)にそれぞれ100万円、合計200万円を受け取れるプランの場合、30歳男性の父親が加入すると月々の積立額は8,897円、支払は17歳までです。
これと同額を毎月預金で積み立てていったとします。
すると、金利1.2%で預けた場合は、17年間積み立てた時点で2,014,274円と、既に受取金額を超えています。
18歳の時には2,038,445円となり、100万円引き出した後残りを1年福利で同じように預けると、4年後には1,089,195円となって、最終的には学資保険に預けるよりもたくさんのお金が受け取れます。
(※利息にかかる税金は無視して計算)

■学資保険に入った方がいい人とは
それでも学資保険に入った方がいいケースというのは、自分自身で自由にやめることのできる積み立てではうまく資金を用意できないかもしれないという場合です。
保険であれば、多くの場合自動引き落としになってしまいますから、嫌でもお金を貯めることができます。
誘惑に負けてお金を使ってしまいそう、という人や、普通の預金では管理が面倒でよくわからなくなりそう、という場合には学資保険を利用するのがお勧めです。

■学資も生活費もお金はお金
お金は、いくら自分が「○○預金」と考えていても、結局のところ、100円は100円でしかありません。
ところが、学資保険を利用した場合は、それが「子どものための金融商品」に変わります。
学資保険は子どものための貯蓄性保険ではありますが、現金ではなく、非常に引き出しにくい金融商品です。
何かあった時にも絶対に子どものお金を使いたくないという人は、学資保険に向いている人です。
一方、トラブルがあったときに自分の自由に動かせるお金をある程度確保しておきたいという人には、預金の方が向いていると言えるでしょう。

■子どものためにお金を貯めるということ
子どもの学費は、非常に高額が必要になるとあちこちで言われています。
しかし、実際には子どものための給付金などもある他、最もお金の必要となる大学に関しては、奨学金制度などが多数用意されています。
「○千万円必要!」などという煽りに焦ることなく、自分の家庭にあったマネープランを考えてみてください。

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