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社会保障と医療保険の関係とは?どこまで自分で用意すべき?

医療保険とは、入院や手術をしたときに保険金が支払われるタイプの保険です。
注意しておきたいのは、特約を付けないとほとんど死亡保険金はないということです。
医療保険は、あくまでも被保険者が生きている場合にかかる治療費をカバーするためのものなのです。
医療保険と生命保険は別だということを理解しておきましょう。

■医療保険は本当に必要?
日本に住んでいて医療保険を検討する人であれば、誰であっても健康保険に加入していることでしょう。
実は、健康保険には高額の治療費をカバーする制度があるんです。

◆高額療養費制度
これは、ひと月にかかった医療費が一定額を超えた時に利用できる制度です。
例えば、標準報酬月額(健康保険料の算出基準となる平均の報酬額)が20万円の人の場合、57,600円がひと月にかかる最高額となります。
この金額は、収入の多さによって変わります。また、年に4か月以上高額療養費を支払っている場合、4か月目からはさらに最高額を下げてもらえます。
決して安い金額ではありませんが、手術や入院をして、ひと月の医療費が何十万円にもなってしまうということはないのです。

◆カバーできない部分もある
ただし、高額療養費制度では、個室に入院した際の差額代や入院した際の食事代は対象になりません。
食事代だけでも、自己負担額は現在は1食260円、2016年からは1食360円、2018年からは460円に値上げされることになっています。
もし、1月丸々入院した場合、2018年には460円×3食×30日=41,400円もの支払いが上記の上限に上乗せされます。

その上、働き手が入院した場合はその人の給料が、家事を行っている人が入院した場合には家事の外注代や外食代が、別途かかってきます。
また、お見舞いや世話をするにも、交通費や飲み物代、入院中のパジャマ代など、様々な出費があるでしょう。

さらに問題なのが、高額療養費は、差額が振り込まれるまでに3か月ほどの時間を要するということです。
一端は自己負担分を全額支払う必要があるため、お金にある程度余裕がないと困ったことになります。
ただし、こうした場合の救済措置として、各健康保険組合では、高額療養費を利用する場合の無利子での貸し付けなどを行っていますし、事前に限度額適用認定証をもらっておけば、最初から高額療養費の枠内での支払いのみで済ませることもできます。

■結局医療保険は必要なのか
医療保険が必要な人は、まず、医療保険が家計をそこまで圧迫しない人です。
あくまでも、もしもの時のリスクに備えるためのものが医療保険です。
今まさにお金がなくて逼迫しているというのに、起こるかどうかわからない将来のためにお金を支払うのは問題があります。

次に、何か問題が起こった時にはお金に不安があるという人です。
例えば、年収3,000万円で貯金も数千万円あって、持ち家もあって、という人であれば、何も医療保険に入らずとも、医療費は貯金から支払うことが可能です。
しかし、普段の生活はできても、もし何かあったらお金が心配かも、という人は、医療保険への加入を検討してみると良いでしょう。

■若い時はよくても……
現役で働いているときはよくても、病気や入院の機会が増える年金世代になって医療費に困るというケースもあります。
豊富な資産がある場合を除き、老後は医療保険を検討した方が無難です。
しかし、現役を退くと年金の中から医療保険代を支払うのが難しいケースや、そもそも加入させてもらえない場合もあります。
そう考えると、若いうちに65歳払い込み済みなどの終身保険に加入して将来に備えておくというのもお勧めです。
そうすれば、将来収入が減った時でも、安心して入院や手術をすることができるのです。

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