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自己破産は最後の救済措置!冷静に検討して利用しよう

あちこちからお金を借りていたら、いつの間にか、数百万円もの金額になってしまったなどという場合があります。
総量規制がなかったころはもちろん、年収900万円だった時に300万円を借りたけれど、その後病気をして年収が200万円まで落ち込んでしまったというケースだってあり得ます。
また、事業資金として多額の借金をして、それが返済できなくなるという場合もあるでしょう。
自己破産は、いくつもある債務整理の中で、もっとも効力の高いものですから、どうしようもないという場合には利用を検討してみてください。

■自己破産とは
自己破産とは、裁判所に「もう支払いをすることができない」ということを認めてもらって、全ての債務をゼロにしてもらうという制度です。
借金に苦しむ人にとっては夢のような制度に思えるかもしれませんが、その分制約もあります。

■自己破産できる人とできない人

◆自己破産できる人
自己破産ができるのは、生活資金や事業資金を借り入れたところ、返済能力を大きく超えてしまい、どうしても生活が立て直せなくなってしまったという人です。
こういう人を救って、やり直しをさせるために自己破産の制度があるのです。

◆自己破産できない人
お金を返すための貯金や資産があるけれど、それは渡したくないという人や、遊びのための浪費で使ったお金が返せなくなったという人の場合、自己破産はできません。
しかし、実際には遊びでも使った場合でも、その間には当然生活費もかかります。
そのため、あまりに非常識な浪費のみの利用でない場合は認められるケースもあります。

■自己破産の書類
自己破産をするためには、いくつもの書類を揃える必要があります。
自分自身で揃えて手続きをすることもできますが、自己破産手続きをしようという人の場合、長年借金に追われて精神的に追い詰められている場合もあります。
弁護士や司法書士といったプロに任せることで、借金の取り立ても止まりますから、プロの手を借りる選択肢も視野に入れて置いた方が良いでしょう。

揃えるべき書類は、収入の記録や口座の明細、税金の滞納の一覧、住民票、加入している保険があれば保険証券などです。
このほか、反省を示すために、反省文や家計簿などを提出する必要もあります。
かなり多くの書類を揃える必要があるので、ゆっくり落ち着いて集めるようにしましょう。

■自己破産をしたら身ぐるみはがされる?
自己破産をすると、所有していた資産は債権者に対して分配されます。
しかし、全てが取られてしまうというわけではありません。

◆住まい
持ち家の場合は任意売却にかけられることになりますが、買い手が決まるまでは住んでいられます。
それまでの間に賃貸住宅を探すことになりますが、自己破産をしていると審査に通らないこともあるので、自己破産をする時は事前に次の住まい探しと任意売却を進めてしまうことをお勧めします。
賃貸に住んでいる場合は、きちんと家賃を払っていればそこからの退去を求められることはありません。

◆現金
現金は99万円まで、預金は20万円までであれば当面の生活費として所持しておくことができます。
ただし、この金額や基準については、管轄の裁判所などによって考え方が変わってくるもののようです。
自己破産を行う時の財産の残し方については、弁護士に相談して裁判官から問題視されないようにしましょう。
ただし、何にせよ、無一文で放り出されるという心配はありません。

◆保険
生命保険は原則として解約となり、戻ってきたお金は債権者に分配されます。
ただし、介入権というものがあり、返戻金と同額を保険に加入している人の親族などが代わりに支払えば、継続して加入し続けることができます。

このように、制約はあるものの、自己破産をしたからといっていきなり全てを失って路頭に迷うということはありません。
しかし、債権者に多くの迷惑をかける分、手続きは慎重に行われ、書類も多く複雑です。
自己破産を行う時は、本当にそれ以外の方法がないのかどうか、専門家に相談してみると良いでしょう。

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