(※)テレビ映像は撮影用に作成したフィクションです。本物ではありません。

過払い金請求で本当にお金は戻ってくるのか?やり方は?

過払い金請求という言葉は、テレビCMや電車の広告などで頻繁に目にするものです。
なんとなく、「昔から借金をしている人は借金残高が減る」「昔融資を受けていた場合、お金が返ってくる」というような知識を持っている人も多いでしょう。
しかし、過払い金請求は、実際はもう少し違った性質のものなんです。

■過払い金請求とは
過払い金請求とは、「グレーゾーン金利」と呼ばれる、20%超~29.2%の金利でお金を借りていたことがある人が、余計に払ってしまった分の金利を返すよう金融機関に対して請求するという行為です。
2006年に利息に関する法律が改定され、こうしたグレーゾーン金利は一切認められないということになりました。
そのため、それよりも前に融資を受けていた人や、改定後、実際に法律が施行されるまでの間にグレーゾーン金利で融資を受けた人は、払い過ぎた利息を返してもらえる可能性があるのです。

■過払い金請求でお金が戻ってくる人、来ない人
◆期間と金額がポイント
グレーゾーン金利で、一体いくらをどのくらい借りていたのかがひとつのポイントとなります。
例えば、28.0%で1万円を30日間借りていた人がいたとします。
この場合、支払利息は230円です。
この金利を現在の上限である20%に直すと、支払利息は164円となります。
確かに、66円の過払いはありますが、これでは請求をする手間や労力の方がよほど多くかかってしまいます。
一方、300万円を3年間28.0%で借りた場合、20%で借りた場合との差額は72万円にも上ります。
こうなると、やはり請求した方が良いということになりますね。

◆時効は10年
ここで注意しなければいけないのが、過払い金請求の時効は10年ということです。
この場合の10年というのは、最後にその借金を返した日から10年です。
つまり、継続して返済を行っている場合は、時効の心配はいらないということです。
もし、既に完済している融資に対して過払い金請求を考えている場合は、早めに手続きを取ることをお勧めします。

■過払い金請求のやり方
過払い金請求のためには、こうしたケースを多く扱っている金融機関と渡りあう必要があります。
自分自身で行うこともできる過払い金請求ですが、うまく言いくるめられたり、自分に有利に話を進められないこともあるため、専門家に依頼する人もたくさんいます。

◆自分で行う
自分で行う場合は、まず、借りていた金融機関から「取引履歴データ」を取り寄せます。
どこから借りていたかわからない……という場合は、過払い金請求はできません。
取引履歴データの取り寄せは、場合によっては数か月かかることもあります。
ただし、あまりに待たされる場合は、金融機関側の出し渋りの可能性もありますから注意しましょう。
取引履歴データが来たら、引き直し計算をします。
これは、いくら過払い金があるかという計算です。
インターネット上には無料で利用できる計算ツールがあるため、こういったものを利用してみましょう。
それができたら、計算結果と、過払い金返還請求書(これもテンプレートがインターネット上にあります)を該当の金融機関へ郵送します。
これで、こちらのやることは完了です。
後は向こうからの連絡を待ちましょう。

◆弁護士や司法書士に依頼する
弁護士や司法書士に依頼する場合は、依頼料がかかります。
過払い金の請求額が少ないと、却って損をしてしまうこともありますから注意しましょう。
相手が過払い金請求に合意したがらない場合や、任意整理などと組み合わせて請求を行う場合は、専門家に依頼した方がスムーズに手続きが進みます。

過払い金請求は、自分で行うこともできて、ブラックリストなどに載る心配もありません。
当然の権利を主張するだけですから、気になっている人はまず取引履歴を取り寄せてみてはいかがでしょうか。

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