闇金の大好きなジャンプ

"いいじゃんかよ!!そんな細かい事でクヨクヨすんなって! 一度や二度ジャンプしたってどうっていう事はないだろう!?"
夜更けのバーの片隅で、落ち込み気味の若い男性に、こう言って背中を叩く中高年男性。
上司や先輩なのか、友人なのか、それとも縁もゆかりもない偶然そこで出会った人なのかは分かりません。
ただ、それまでの話の中身から想像するところ、どうやらこの若い男性、明日に迫った借金の返済額が準備出来なくて困っているようです。

ジャンプというのは、取り敢えず利息だけ払って今回の返済を凌ぐという闇金の世界でのみ通用する返済方法の一種。
例えば、元金が10万円で、契約時の利息が10日で1割、1ヶ月で3万円になるとしましょう。
本来なら、1ヶ月後の返済約束美にはその合計の13万円を支払わなければならない事になります。
が、しかし、それが難しい場合、一先ず利息の3万円のみで見逃してもらうというのがジャンプです。
当然、元金は一向に減っていない訳ですから、翌月の返済日がくれば、また13万円払わなくては完済出来ません。
結果、ここも一応利息のみの3万円で済ませると、元金はいつまでたっても全く減らない無くならないという現状に陥り、わずか4ヶ月後には、最初に借りた以上のお金を支払っているのにも関わらず、元金は全く返済されていないという形になってしまいます。
そしてそして、永遠に毎月3万円を支払いながら10万円の借金を抱えているという自分が出来上がってしまうのです。

これって、お世辞にもいい返済方法だとは言い難いですよねぇ!?
勿論、闇金業者にとっては、実に美味しいお客さんですからね、無理しなくてもという感じで、優しくやたらめったらジャンプのお勧めをしてくれるようです。

という事は、さっきのあの中高年男性は、もしかして・・・?

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